制作側として、沢山のお客様と関わってきました。
たった一枚を制作するだけなのに、すごく沢山のドラマと出合ってきた「ことばの贈り物。」
写真の新築祝いや家族記念に制作する機会の多いギフトもまた多くのドラマを感じさせてもらえた作品のひとつです。
自分たちの記念に制作される方も多い作品。
家族がいつまでも笑顔に溢れますよう。
そんな思いをこめながら制作しています。
私たちが、言葉を贈る事を一番大切にしているのには、これまでの1万人のお客様一人一人との関わりがキッカケでして、
今回は、その中の一つのストーリーをご紹介します。
ある日、展示会を開催していた私たちの元にご夫婦がいらっしゃいました。
「私たちの家族に一枚の作品を制作してもらえませんか?」
いつも通り、制作行程に入るためにお名前などの重要事項をご記入いただき、
「家族に関して、何か思いはありますか?これだけは伝えたい。これだけは残したい言葉があれば、気軽にお話ください(^^)」
ここまでは、いつもの流れですね(笑)
その後でした。
奥様の目に涙がボロボロと。。溢れて来たのは。
何か事情があって来て下さったんだと察知した私たちは、奥様が落ち着くのを待ちました。
少し時間が経って、
「この子と、この子は、今いないんです。」
今いないと言いますと?と、私が返すと、
「4年前に、亡くなりました。」
理由は、その時聞くのを止めました。
すると、奥様が、
「もう数年経つんですが、やっぱり思い出すと涙が出てくるんです。だから、【ことばの贈り物。】を友人から紹介して貰った時に、家族が一緒に居れているって思える作品だ!と、どうしてもお願いしたくて、今回来ました。作品の中に、よければ皆の名前を入れて、制作していただけませんか?」
もちろんです!奥様の思い、ご主人の思いをしっかり込めて制作しますので、ご安心ください。
家族がいつまでも一緒に、いつまでも幸が運ぶように、制作します。
そう私は応え、
その場の依頼は終わりました。
制作・配送後、お客様から御礼をいただいた時には、飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。
「作品、届きました! みんなが笑って、生きている感じですね!言葉の内容も今の私たちにすごく当てはまる内容で、家族がこれからも一緒なんだと、作品の中で生き続けていくんだと、心からあたたかくなりました。【ことばの贈り物。】をお願いして良かったです。感謝をこめて ○○より」
言葉ギフト.comやことばの贈り物。を通して、言葉の大切さを届けていきたいキッカケになったストーリーの一つです。
私たちは数多くのご家族・人間関係・物語を見てきました。
最初は、言葉で目の前の人を幸せにできる人間になりたい。ってアクションを起こしただけでした。
そこから、数多くのストーリーを見せていただきました。
今回ご紹介したストーリーは、この作品たちの可能性を知るキッカケになりました。
ただ書くだけ、筆文字を書いてますよっていうブランドではないのだと知るキッカケになりました。
この作品は、名前を書く事で、家族が一つにする。
この家族に生まれて来て良かった。この子達の親で良かった。
いつ見ても、そう感じて、一日が進むような、そんな作品で在りたいと決めた出会いでした。
今日も家族やお子様への思いのサポートする作品制作をまごころ込めて進めていきます。