命名書の書き方・お七夜の大切さ。

命名書ってなぁに?

 

赤ちゃんの名前にまつわる古来日本のストーリー

赤ちゃんが生まれたら、一番最初に浮かぶのは【名前】

実は、その名前を決めるには命名の儀がある事をご存知ですか?
お七夜という儀式で、7日後に、名前を決めます。
赤ちゃんが生まれてから6日間は名前を付けない事にもちゃんと理由があります。

出生届けに関しては、出産された産婦人科で確認されるのが一番カンタンでしょう。
住民票を登録されている役所に、大体2週間以内に出生届を申請します。

お七夜の話に戻りますが、
よく私たち日本人のご先祖様の多くは【命名式】を開き、お祝いをしたものです。

しかし、近頃の日本では【命名書】を制作しない家庭も多く、古来の方々がなぜ大切にしていたのか?忘れてしまっています。
ですので、今回の言葉ギフトマガジンでは、【命名書】の重要性をお伝えします。

これから子供が生まれる方、もうすでに子供が巣立った方も、この大切さを知って、ちゃんと後世に残して頂きたいです。

いくら戦後の教育で忘れたからといって、私たちの日本人としてのルーツをおざなりにすれば、グローバル社会でもバカにされてしまいます。
私自身、海外でも活動を行なっていて、現地の方ともお会いする機会が多いですが、やはりほとんどの方々は自国の風習をリスペクトして若者も受け継いでます。

日本古来の価値観を伝えてゆくのも、言葉ギフトマガジンの役割と思っていますので、お伝えしますね!

【命名式】は、平安時代から続く儀式の流れ

「お七夜」という儀式が、平安時代から行なわれてきました。赤ちゃんの出産日から7日目の夜に、その子の【健やかな成長を祈願し、これからの一生が輝くための】お祝い事です。昔の人々は、赤ちゃんが生まれてきて6日間は【産神】として、神から与えられた存在と、両親や家族、近所の皆で崇められる期間です。自分たちに幸せを運んでくれる存在。古くからそうした価値観が日本には根付いていました。そして、7日目に【人間の子供】になる。という言い伝えがあります。

そして、その生まれた子に”名前”をつけ、社会(世の中)の一員として、仲間になることを認めてもらう儀式が【命名】です。

古来から伝わる、命名の儀式

昔の人達は、【命名式】という名前で、両家の父母、親戚や縁者(仲人)、その村(一族)の長老を招き、通常は長老が名付け親となりお祝いの儀を執り行ってきました。昔から子供が生まれた後に、大宴会で赤飯や刺身などの祝宴が行なわれていました。それが【命名式】―
しかし、現代では長老が名付け親でなく、実際にご両親が名前を決める家庭も多いので、一族を集めて宴会とまではいきません。
ですので、その子の祖父母と両親(家族)で集まり、お祝いするカタチを【命名式】とされています。

お七夜〜命名式は、生まれてきた子の無病息災も意味する

命名式の際に、赤ちゃんに届けた名前を奉納する事で、すくすくと成長する事や無病息災の祈願にもなります。神様のご加護を、赤ちゃんがしっかり受けますように。日本の古来の人々は、そうした考え方の基で、お七夜から命名式まで行なっていました。

命名書の作り方

じゃあ、命名書の作り方って、すごく大変なんじゃないの??と思った方、ご安心下さい!
すっごくカンタン(笑)

今なら100円ショップに半紙や筆が売ってます。
本当は、ちゃんとした筆と墨で書いたほうが良い理由もあるのですが、書くのが苦手な方は仕方ないです。甘えましょう。
【命名式】をしない事のほうが、、あんまり良くないので。

略式タイプの命名書は、

略式の命名書の作り方

①市販の半紙や命名紙を購入
②上記写真のような感じで毛筆で書く。
筆ペンで済ませる方もいますが、できれば生きた墨と筆がオススメです。

正式タイプの命名書は、

正式タイプの命名書の書き方

①”奉書紙”もしくは”半紙”をまずは、横半分に折、縦を三等分する。
②三つ折した真ん中に赤ちゃん名前などの情報
③左側に名付け親・命名日(お七夜の日付がベストです)、押印をする。
書き終えたら、
④三つ折をたたんで、別の半紙などで包んで、上から【命名】と書きます。
⑤ご自宅に神棚があれば、神棚に奉納し飾ります。

市役所などに出生届を出し終えたら、へその緒などと一緒に包み、【水引】で包んで大切な所に直されて下さい。

略式の命名書は、お部屋にずっと飾っていただいても大丈夫です。
名前にはちゃんと意味が籠りますので、大切にされてください。

言葉ギフト.comが提案する命名書・出産祝いは、
日本唯一の縁起物ギフト

当店では、この命名書にさらに昔から伝わる縁起物である【和柄】の風習を取り入れ、名前を和柄で包むこと【名ごろも】の命名書をご提案しています。この和柄を包む事にも、古来の人が残した大切な意味があるのですが、それはいつかまた掲載します♬

要するに、名前がいつまでも神様に守られるように、伝統工芸の和柄をお包みし、開運を意味します。

和柄それぞれに、ちゃんと意味があります。千種類の中から、プロの和柄コーディネーターがご提案しますので、安心してご依頼可能な作品です。出産のお祝いや命名書で【一生の縁起物】を創りたい方にオススメです。

詳細は、画像をクリック↓

未来へ贈る手紙。言葉を未来へ。 一生の宝になる書。

言葉ギフト.comはご提案する開運と感動の命名書・出産祝いは、コチラをクリック下さい。



この記事を書いた人

    杉田 廣貴

    【書家 /Artist / kagula代表】 愛と命をテーマに表現するアーティストであり、言葉ギフト.comの創案者。自身も死別により伝えられなかった後悔をし、その後悔を一つでも多く減らしたいと言葉ギフト事業を広報・運営してきた。言葉ギフトを通して、多くの方の心が喜びへ向かう事を想い、事業を展開している。

    ウェブサイト >>