名ごろもは、日本伝統の風習から生まれました
名前に衣を着せる。
その「衣」が久留米絣や友禅和紙、博多織などの「和柄」とあたります。
お子様やご両親、または友人、ご自身、恩師の「名前」に、
「和柄」を着せることで、
縁起物としての作品が生まれました。
「名ごろも」シリーズは、
日本古来から存在する風習をもとに誕生しました。
赤ちゃんに纏わせる「麻」
日本では、
赤ちゃんが生まれたら”麻”を纏わせる風習がありました。
麻には「厄除けや開運、すくすく成長する」という役割があり、
古くより神聖なものとして伝わっていました。
魔除けとして、また子供の成長を祈って、人々は”麻”を纏わせていました。
しかし、麻は貴重で、手に入りにくいものでもありました。
そこで織物に「麻柄」が生まれたのではないかと言われています。
ひとつのモチーフとして「麻柄」があり、
直接、”麻”を扱うのではなく、
”麻柄の織物”を
赤ちゃんの衣服に縫い付け、
身につけさせることで厄除けや開運、
または子供がすくすくと成長しますように。
という風習へとなっていきます。
この風習をヒントに【名ごろも】が生まれます。
60歳の還暦に着る、赤い衣
衣を着るという風習は、
他にもいくつか残っていますが、
皆様が一番イメージしやすいのは還暦ではないでしょうか?
還暦祝いの日、
よく「赤いちゃんちゃんこ」や「赤い衣」を着せることがありませんか?
還暦とは
満60歳を還暦と呼びます。
還暦の発祥は古代中国。
十干と十二支を組み合わせた”干支”が一巡して、
生まれた年の干支に戻ることを還暦と考えていました。
”暦が還る”
古来より、【生まれ直し】と意義づけられてきました。
日本では奈良時代から貴族の間で広まり、
江戸時代には一般でもお祝いとして還暦が行なわれるようになります。
なぜ、赤いの?
赤は、魔除けという意味も込められていますが、
上記の通り、「生まれ直し」という事から、
「赤ちゃんに戻る」という意味があります。
満60歳の還暦に、
「生まれ直し」と「魔除け」をこめて、
新しいスタートをお祝いするための慣習でもありました。
名ごろもの誕生
目的は、日本伝統を紡いでいくための商品を創ろうという所からスタートし、
さまざまな伝統を学んできました。
ただ、伝統を扱うという行為だけはしたくなく、
意味あるものを残していくために。
その中で心を捉えたのが、
先述の「衣を着せる」という風習。
この風習自体が、
日本の伝統だと考えました。
さらに現代をみてみると、
日本で全ての世帯が「衣を着る」という行為をしているか?
というと少ないことが分かりました。
そこで、
この風習の新しいカタチをと生まれたのが、
「名ごろも」です。
名ごろもが喜ばれる理由
縁起物になります
名ごろも作品は先述通り、縁起物として喜ばれます。
プレゼント・贈り物としても良いですし、
ご自分用に購入される方も多い作品です!
和柄の意味
和柄それぞれに意味とストーリーがあります。
例えば、
麻柄:開運・厄除け、成長
麻柄には先述の通りです。
桜柄:繁栄、五穀豊穣、守護
桜が咲くと、花見をします。
花見は「これからの一年の五穀豊穣」を祈願したご神事でもありました。
さくらとは、神の倉という日本語の響き上の意味があるとのことで、
神様からの守護、
これからの五穀豊穣、
そして、繁栄。
を意味する。
桜は日本で最も重要とされる花。
そのためか、友禅和紙には桜の柄が多いです。
1000種類近い和柄の中からプロが選定
様々な柄、色が、1000種類を越えます。
その中からプロがお客様の状況にあった柄を選定します。
和柄の色合いのみを選んでいただけます。
筆跡鑑定士も絶賛の、開運文字
もう1つ、縁起物と呼ばれる所以なのが、
書かれている「文字」自体にも開運の要素が詰まっているそう。
筆跡鑑定という
歴史の偉人、ビジネスの成功者の筆跡なども研究されている職業があります。
その筆跡鑑定士の先生から絶賛される書体が、
名ごろもに扱われる文字です。
すべての文字が「開運」などの意味をもつ書体になります。
世界に1つのオーダーメイド
作品は一枚一枚、オーダーメイドです。
背景の和柄もお客様のご依頼の度に調達します。
一人から家族。団体や店舗名でも制作可能です。
作品自体は、ご要望に合わせて制作できますので、
気軽におっしゃってください。
これまで制作してきたもの。
メインの文字
個人の名前
夫婦や兄弟の連名
家族みんなの連名
杉田家などの家族名
店舗の名前
会社の名前
「感謝」「絆」などの文字
「お父さん」「お母さん」などの文字
メインの文字なし
などがございます。
すべてがオーダーメイドでの制作ですので、
決まりはありません。
要望欄に気軽にご記入下さい。
感動必至の言葉たち
これまで数多くのストーリーと感動を観てきました。
制作サイドの私たちが泣かされる事も沢山(T~T)
ご依頼される方の「想い」を観ながら、ウルウルと制作する事も多々あり。。。
言葉ギフトの真骨頂でもあります。
これまで制作依頼のあった言葉の内容は、
言葉の内容
○子供たちへ
お子様への名前の由来
生まれてくれてありがとう
子供達(兄弟・姉妹)への想い
就職や大学などで巣立つ子供への激励
生まれた時の感動など
○夫婦や家族、恩師へ
感謝の言葉
夫婦の誓いの言葉
家族が大切にしたい言葉
いつまでも一緒という言葉
笑う門に福が来るのような縁起のいい言葉など
○団体、会社、店舗へ
お客様への感謝の言葉
団体のスローガン
会社の社訓
社員に伝えたい想いなど
すべての言葉で「おまかせ」も可能です。
生から死までの全てのシーンで対応
これまで生まれてから亡くなるまでの全てのシーンで制作してきました。
その都度都度で考えさせられるものがあります。
ただのお祝いギフトではないのは、
ここが何よりも大きな役割だからだと感じています。
生まれてきたあの子へ。
亡くなったあの人へ。
言葉を贈る。
そんな今日があってもいいじゃないでしょうか?
素材へのこだわり
名ごろも作品の素材は、すべて日本産です。
手漉き和紙、背景の和柄、額縁もすべてが日本で制作されています。
それぞれのページで詳しくご覧ください(^^)
久留米絣について
久留米絣については、下記ページに記載しております。