2年程前の大切な思い出。

我が子へ贈る言葉

2年程前になりますが、『家族の名前の作品を創ってもらえませんか?』とご依頼いただいた事があります。その後、お母さんが続けて語られました。。

 
 

『実は、上の子2人は亡くなっています。。”ことばの贈り物。”の事を知って、どうしてもお願いしたいと思い、会いにきました。みんなの名前と一緒に、家族の宝物にしたい…。』という内容でした。

 
 

ご家族のストーリーを詳しく伺った私は、制作の間、涙が止まりませんでした。母の感情、父の感情、子供達の感情に触れながら、相手の”思い”を書くことが、私たちのスタイル。
 

そのストーリーはリアルでしたので、心が震えるどころの話じゃありませんでした。

 
 

お届けした作品も、涙して喜んでくださいました。私も一緒に嬉しい気持ちになったのを憶えています。
この写真を撮影していて、ふと、そのご夫婦を思い出しました。

 
 
 

人にはきっと”当たり前”はない。永遠だってない。だから、生きているって、肉体があるって、すごいこと。

 
 

私は8年間、こうしたご依頼を度々うけました。その都度、生きる事を振り返る事ができましたし、それぞれのストーリーは、私の財産となっています。
 

もうすぐ、こどもの日、母の日、父の日。
 
 
あなたの家族が今日も、笑顔でありますように。
あなたの友人が今日も、幸せでありますように。

 

あなたの大切な言葉が、届きますよう。

 
 

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本日、29日、30日は、サードプレイスに在廊しております。
11時〜18時まで。

ことばの贈り物。展in飯塚